去る9月29日、当社代表の守本 正宏が、台湾日本関係協会科学技術交流委員会が主催する「台日科学技術フォーラム」にて、「感染症パンデミックにおけるAIによる既存薬再開発手法とインテリジェンス基盤について」というテーマで講演を行いました。
同委員会より「台日科学技術フォーラム」への講演依頼が届いたのは7月のことでした。FRONTEOのCOVID-19に対する取り組みをご覧になり、守本に講演をとご依頼いただきました。
守本が登壇したのは「スマート医療ソリューションの新動向」というセッションで、HTC医療健康事業部DeepQ 総経理の張智威(Edward Y. Chang)氏がモデレーターを務め、ACT Genomics株式会社 技術責任者/共同創業者の陳淑貞(Chen, Shu-Jen)氏と守本がそれぞれ40分ずつ講演を行いました。陳氏は「ゲノムビッグデータを利用した将来の精密医療の発展戦略」というテーマで、複合的なゲノム情報の活用や、がん治療における個別化医療の可能性などについて講演をされ、我々も非常に興味深く拝聴しました。守本からは、当社の技術を活用したドラッグリパーパシング(既存薬転用)の研究について、COVID-19に関する研究を例にとって紹介し、AIによるアプローチの有効性を説明しました。加えて、AIを活用したインテリジェンス基盤が非常時下でいかに重要であるかについても、当社のSNS解析の事例と合わせて説明しています。
質疑応答の際には、FRONTEOのAIの特徴である「MicroAI」(少量の教師データで高い精度の解析を可能にするAI)について「なぜ少量の教師データでも精度を上げられるのか」といった質問が寄せられたほか、「Concept Encoderを個別化医療に活用するには」などより技術的に深掘りした意見交換もなされ、非常に有意義なシンポジウムとなりました。
このような機会をいただき、台湾の方にFRONTEOの技術を知っていただけたこと、また、台湾の最先端技術について学ばせていただけたことについて、お声がけをいただいた「台日科学技術フォーラム」事務局の皆様に、心より感謝申し上げます。
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