「COMPSAC2013」にてデジタルフォレンジック分野でのPredictive Coding活用実例を発表

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2013.08.02 お知らせ

- 報道関係各位 -

「COMPSAC2013」にてデジタルフォレンジック分野でのPredictive Coding活用実例を発表

株式会社UBIC
代表取締役社長 守本正宏
東京都港区港南2-12-23
(東証マザーズ コード番号:2158)
(NASDAQ ティッカーシンボル:UBIC)

米ナスダック、東証マザーズ上場で国際訴訟支援サービスを手がける株式会社UBIC(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本正宏、以下UBIC)は、2013年7月22日から5日間にわたり京都で開催された「COMPSAC2013」に参加し、デジタルフォレンジック分野でのPredictive Coding活用実例を発表しました。

前年のトルコのイズミルに続き、本年は日本の京都で行われることになったCOMPSACは、今年で37回目を迎えるソフトウェア・アプリケーション分野の国際会議で、米国に本部を持つ世界最大規模の電気・電子技術学会であるIEEEの公式会議の一つです。COMPSACでは、更に様々な専門領域に分かれ研究発表が行われますが、コンピュータフォレンジックにおけるソフトウェア工学を扱う研究発表会「CFSE」の中で、UBIC研究開発部門執行役の武田秀樹により、「日本におけるデジタルフォレンジック技術およびビジネスの最新潮流」と題した基調講演が行われました。基調講演の中で、日本における調査データの増加や保全対象の多様化への対応といった世界的潮流との共通性と、一方で存在し続ける、文字コードの誤認という伝統的課題を取り上げ、各状況に対して求められる技術的課題の分析と解決アプローチを、実例を交えて紹介しました。

当社は、eDiscoveryの分野で注目されるPredictive Coding技術において、世界で初めて日本語、韓国語に対応する独自開発に成功しeディスカバリの実案件に用いるなど、同分野における研究開発から実用化への先進的な取り組みを行ってきました。そして、フォレンジック調査においても同様に課題となってきている、データ量の増加に対応するべく、同技術を応用したフォレンジック調査を実施し、調査の早期化や人間の調査だけでは時間がかかりすぎて探しきれなかった新しい証拠を発見するといった成果を挙げております。それらの実績をコンピュータフォレンジックの識者が集まる国際会議において紹介するよい機会となりました。

なお、当社は2013年2月にR&Dセンターを開設しており、情報科学(データマイニング/音声認識技術/翻訳技術など)に人間の行動を洞察・分析する行動科学(認知心理学/犯罪学/社会学など)を取り入れることで、eディスカバリ支援システムにおける独自の技術研究・開発に取り組んでおります。今後も国内外の学術・研究機関においてその成果を発表するなど、技術情報の発信に力を入れ、同研究分野の発展に貢献してまいります。

UBICについて

代表取締役社長
守本正宏
住所
東京都港区港南2-12-23
URL
http://www.ubic.co.jp/

UBICは、国際的カルテル調査や連邦海外腐敗行為防止法(FCPA)に関連する調査、知財訴訟、PL訴訟などで要求される電子データの証拠保全及び調査・分析を行うeディスカバリ事業(電子証拠開示支援事業)のほか、電子データ中心の調査を行なうコンピュータフォレンジック調査サービスを提供する、リーガルテクノロジー総合企業。アジア言語対応能力では世界最高水準の技術と、アジア圏最大の処理能力を有するラボを保有。2007年12月米国子会社を設立。アジア・米国双方からアジア企業関連の訴訟支援を実施。2009年末には企業内でも国際訴訟における電子証拠開示が可能な電子証拠開示支援システム「Lit i View」(リット・アイ・ビュー)を自社開発し、2011年10月からはクラウドサービスとして「UBICリーガルクラウドサービス」の提供を開始。また、2012年3月に、アジア言語に対応したPredictive Coding(プレディクティブ・コーディング)技術を世界で初めて独自開発し、実用化に成功。
2003年8月8日設立。2007年6月26日東証マザーズ上場。2013年5月16日NASDAQ上場。資本金1,095,358,941円(2013年06月30日現在)。