Bright!FRONTEO Official Blog

Bright!FRONTEO Official Blog

【9/5開催ランチョンセミナー】機能喪失型変異に起因した疾患に対する新しい標的探索法の紹介:サプレッサー変異遺伝子の効率的な抽出方法

【勉強会内容】

(1)「AIとバイオロジストの融合による革新的な創薬研究支援ソリューション」
疾患との関連性が未報告な標的分子を創薬研究者が発見することが現在、極めて難しくなっています。FRONTEO Drug Discovery AI Factoryでは、大手製薬企業や国際的研究機関で培った豊富な創薬経験とAIに対する深い理解を併せ持つバイオロジストが自社開発の自然言語処理AIを活用し、独自の解析手法を用いることで新規性の高い標的遺伝子とその仮説生成を短期間に複数提案することが可能となりました。
AIとバイオロジストの融合による、創薬研究の大幅な効率化・加速化・成功確率向上への支援について紹介します。

(2)「機能喪失型変異に起因した疾患に対する新しい標的探索法の紹介:サプレッサー変異遺伝子の効率的な抽出方法」
遺伝子の機能喪失型変異に起因する疾患は数多く存在します。この場合、タンパク質は機能を喪失しており、タンパク質そのものに対する低分子薬等による治療介入は通常困難を伴います。一方、機能喪失型変異を有する遺伝子に加えて、別の遺伝子に対して同時に変異を起こすことで疾患あるいは症状が抑制される現象が知られています。この別の遺伝子 (サプレッサー変異遺伝子)は治療標的として期待されますが、そのような遺伝子を実験的に見出すにはコスト的、時間的負担が大きく、現実的ではありませんでした。
本ウェビナーでは弊社が開発したサプレッサー変異遺伝子を効率的に抽出するためのアプローチについて事例と共に紹介いたします。

お申し込み、セミナーの詳細はこちら:https://lifescience.fronteo.com/webinar20230905
 

開催概要

【日時】 2023年9月5日(火)12:00~13:00
※情報交換会 (リアル会場でご参加の方のみ) 同日13:00~13:30(退出自由)

【形式】 オンライン(Zoom Webinars)&リアル会場同時開催
※リアル会場ではお弁当・お飲み物をご用意しております。是非ランチョンセミナーとしてご参加ください。

【会場】 日本橋ライフサイエンスハブ B会議室
住所 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-5-5 室町ちばぎん三井ビルディング8階
定員30人(先着順です。定員超過した場合はキャンセル待ちとなります)

【参加条件】
フリーアドレスをご利用の方・当社の同業者の方、ご所属先が不明な方のお申し込み等はご遠慮いただいております。当日Zoomにアクセスする際にはお申し込み時に記載した氏名・メールアドレスをZoom参加入力欄へ記載をお願いいたします。

 

 
登壇者


株式会社FRONTEO
執行役員 CTO Drug Discovery AI Factory Executive Officer
ニューロ言語科学研究所 所長 兼 行動情報科学研究所 所長
博士(理学)
豊柴 博義

早稲田大学大学院 理工学研究科数学専攻。理学博士(数学、2000年に博士号取得)課程中の1999年より九州大学医学部附属病院の医療情報部にて医療データの統計解析を担当する。2000年よりアメリカ国立環境健康科学研究所(NIEHS)において、データ解析による発がんプロセスの研究などに参加。2004年からは独立行政法人国立環境研究所にて、毒性データの統計解析・疫学研究のデザインとデータ解析の研究に従事。2006年に武田薬品工業に入社し、バイオインフォマティクス分野の研究員、グローバルデータサイエンス研究所・日本サイトバイオインフォマティクスヘッド、サイエンスフェローを歴任。また、臨床試験データにおける遺伝子発現データ解析やターゲット探索、さらに免疫と癌におけるバイオマーカー探索にも携わる。
2017年よりFRONTEOでライフサイエンスAIの開発に従事。ライフサイエンスの領域に特化したAIアルゴリズムを開発。テキストのベクトル化という特徴を生かし、現在までに論文探索、創薬支援、認知症診断支援、転倒予測などのさまざまなAI製品をこの人工知能をベースに開発している。
2019年よりライフサイエンスAI CTO。2021年には執行役員に就任。数学的アプローチによる、AIの社会実装を更に推進する。

 


株式会社FRONTEO
ニューロ言語科学研究所 研究チーム 部長 博士(農学)
宮本 実

京都大学大学院卒業後、武田薬品工業株式会社に入社。新薬開発の初期から後期までの前臨床安全性評価、特殊毒性(光毒性)評価、毒性機序解明、安全性バイオマーカー探索等幅広く従事。KIBITを駆使したAI創薬およびAI解析業務をリード。

この記事をシェアする