FRONTEO AI BizDevOps Lab.伊賀崎所長が、京都大学経営管理大学院においてFinTechに関連した講演を行いました
去る2019年6月7日、京都大学経営管理大学院において、FRONTEO ビジネスソリューション本部 AI BizDevOps Lab.(エーアイ ビズデブオプス ラボ)所長の伊賀崎賢哉二世が、FinTechに関連したFRONTEOの取り組みについて、ゲスト講演を行いました。
今回の講演は、京都大学経営管理大学院 特別教授 幸田博人先生の「ベンチャー・エコシステム」のFinTech関連のケーススタディを学ぶ講義で実施され、伊賀崎はゲストの1人として登壇しました。講義には、社会課題解決に向けたイノベーションのあり方や、ベンチャーの重要性に関心を持つ学生が集まり、講義とディスカッションを通じて、体系的かつ実践的な思考を習得する機会となりました。
FRONTEO AI BizDevOps Lab.所長の伊賀崎賢哉二世によるゲスト講演では、まず、AIを活用した事業展開と、独自に開発した自然言語解析のAIエンジン「KIBIT」の仕組みについて説明しました。中でも、FRONTEOが長年取り組んでいるリーガルテックAI事業での「談合」を例に取ったメール調査で、問題無いメールか不正を示唆するメールかの違いにおいて、AIがどこ読み取っているかという謎掛けがあり、受講生から様々な意見が出て、大いに盛り上がりました。
続いて、FRONTEOが2018年に大手銀行や証券会社と共に取り組んだ金融庁の「FinTech実証実験ハブ」の第3号案件の内容を説明しました。人間だけの場合とAIを活用した場合の業務生産性の比較試験では、KIBITを使うと、人間のみの場合と比べて、42%の時間短縮や、正解検出数2倍の効果を測定したことを紹介しました。

伊賀崎による、FinTech実証実験ハブの案件データに基づいた説明
さらに、金融コンプライアンスのIT化活動を推進してわかった業務上の課題や、KIBITのような自然言語解析のAIエンジンによる「AI化」の効果がある領域を具体的に例示し、今後、金融機関と共に目指していく業務の標準化や改善を通じた高度化へのシフトを解説し、伊賀崎の講演を終了しました。
講義の終盤では、幸田博人先生を交えたディスカッションが行われました。受講生からは広い範囲への活発な質問が飛び出し、充実した時間となりました。今後も広く、一般の方々にFRONTEOの取組みを知っていただける機会を作りたいと思います。

幸田先生を交え、受講生の方々とディスカッション
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