Bright!FRONTEO Official Blog

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人工知能ハッカソンを初めて開催!若手エンジニアが人工知能を使って、「今そこにある課題」の解決に挑戦 (2015年5月23日・24日)共催:サムライ・インキュベート

2015年6月8日
行動情報科学研究所
人工知能で「今そこにある課題」に挑戦 FRONTEO初のハッカソン、サムライにとっても「人工知能」ハッカソンは初の試みです。テーマは「人工知能によるビジネス課題の解決」。  メンターには東京大学大学院工学系研究科准教授の松尾豊氏、株式会社トレタCTOの増井雄一郎氏をお招きしました。若手エンジニアを中心に応募者多数となり、抽選に。 「たった2日でここまで…」メンターも驚くハイレベルなプレゼン 初日は選ばれた40名が8チームに分かれ、アイデアソンからスタート。アイデアソンでは、人工知能技術を使って解決すべき課題やその手法をまとめます。夕方のメンタリングを経て、翌日のプレゼンテーションまでにソフトウェアを完成させます。 二日目のプレゼンテーションでは実際にアプリケーションを動かすチーム、寸劇を交えながらプレゼンテーションを行うチームなどハイレベルな戦いとなり、メンターの増井氏からも「たった二日間でここまでのレベルのものが出てくるとは思わなかった」というコメントが。 ■気になる結果は!? 今回は最優秀賞のほか、特別賞としてメンターのお二人から増井賞、松尾賞、最も活躍した個人に贈るMVP賞、合わせて4つの賞をご用意しました。さて、気になる結果発表は? 増井賞は、チーム「エニグマ」の表示される画像をユーザが判断することで、人工知能が旅行先を提案するシステム。 「旅行の予定を人工知能に立てさせるというアイデアが非常に良いです。今後アプリケーションにあわせて人工知能を最適化させていけば、本当に使えて、みんなの役に立つものになっていくのではないかと思います。ぜひこのまま開発を続けてリリースされたら楽しいなと思えたところを評価しました」。(増井氏) 松尾賞は、チーム「ほとんど関西人」の新卒社員と企業のマッチングを分析し、事前に離職率を測定するシステム。 「人事をテーマとした提案は他にもあったのですが、チームほとんど関西人の提案は課題に対し人工知能をどう使うかという点が明確になっていました。さらに今回の提案を使えば、新卒と企業のマッチングという問題を実際に解決できそうだという実現性の高さも評価しています」。(松尾氏) そして最優秀賞はチーム「ユーモラス」の異性間のコミュニケーション内容の良否を人工知能が判断し、交際をサポートするシステム。 課題の現実感と、実際にサービスがあったら使ってみたいなと思えた点。また早い段階から実際にAPIを利用して、トライアンドエラーを繰り返しながら開発を進めていたという、開発に対する姿勢を高く評価しています」。(当社CTO 武田) ハッカソンMVPは、卓越したリーダーシップによりチーム「ユーモラス」を最優秀賞に導いた向山氏が選ばれました。受賞の皆様、おめでとうございます! ■メンターの松尾氏と増井氏の総評 「機械学習をどのように使っていくかという点で興味深いプレゼンがたくさんありました。この人工知能ハッカソンで、ビッグデータと機械学習の活用に対する潜在的な可能性を改めて実感することができましたが、参加した皆さんにも同じことを感じてもらえたのではないでしょうか。非常に有意義な取り組みだったと思います」。(松尾氏) 「ブロードバンドやスマートフォンといったように、10 年サイクルで新しい技術の波がやってきますが、現在は人工知能が大きな盛り上がりを見せています。人工知能も、アイデア次第で今までなかったものを生み出し、生活を大きく変える可能性を秘めています。人工知能を使った開発を今後も続けて、面白いものを作ってもらいたいと思います」。(増井氏) 人工知能ハッカソン、今後も開催します! 結果発表後の懇親会は、参加者とメンターとも終始和やかな雰囲気で、この2日間が充実した時間となったことが感じられました。 FRONTEOは、今後もハッカソンの開催を通じ、より多くの方々とともに人工知能によるビジネス課題の解決に取り組んでいきます。次回もお楽しみに。 参考リンク:2015年05月26日 UBIC とサムライインキュベートが「人工知能ハッカソン」を開催~若手エンジニアが人工知能のビジネス活用を競う~ http://navigator.eir-parts.net/EIRNavi/DocumentNavigator/ENavigatorBody.aspx?cat=tdnet&sid=1251335&code=2158&ln=ja&disp=simple
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