
ランサムウェアをはじめとするサイバー攻撃により、企業の業務が長期間停止し、多額の損失が生じる事案が相次いでいます。AIを悪用した攻撃の巧妙化・自動化に加え、委託先やクラウドサービスへの攻撃を通じて、自社にも被害が及ぶリスクへの備えも必要です。また、情報漏えいや事業停止への対応を誤れば、顧客・取引先の信頼を失い、企業の業績に深刻な影響を及ぼしかねません。企業は攻撃の被害者であっても、平時の備えや有事の対応が不十分であれば、企業や役員の法的責任が問われる可能性があります。サイバー攻撃は「サイバー災害」と言っても過言ではありません。
こうした「災害」のリスクに対応するためには、経営者、総務部、法務部、IT・セキュリティ部等が部門を横断して連携し、平時から対応体制を整えることが重要です。有事には、被害拡大の防止と業務復旧を進めながら、身代金要求への対応、顧客・取引先への説明、外部公表、当局への報告など、限られた情報のもとで難しい判断を迫られます。本セミナーでは、元サイバー犯罪担当検事の大竹将之弁護士が、サイバー犯罪・知能犯事件の捜査経験や、企業の支援経験を踏まえ、最近の事例やケーススタディを交えながら、2026年最新版の企業と経営陣を守るための法的・実務的な重要ポイントを解説します。
【プログラム】(変更の可能性があります)
(1)AI時代のサイバー攻撃と企業を取り巻くリスク
・サイバー犯罪の最新動向
・自社だけでは完結しないリスク
・「災害」の被害企業にも問われ得る責任
(2)会社を守るための平時の備え
・経営者の関与と部門横断の対応体制――誰が、何を判断するのか
・委託先管理、契約上の備え、保有する情報・アクセス権限の見直し
・攻撃を受けることを想定した事業継続計画(BCP)と対応訓練
(3)サイバー攻撃を受けたときの初動対応と経営判断
・初動対応
・サイバー犯罪集団への対応
・顧客・取引先への説明と外部公表
(4)当局対応と捜査協力の実務
・警察・個人情報保護委員会・所管省庁への相談・報告
・捜査・調査への協力
・捜査協力と事業継続の両立
◆日時:2026年11月17日(火) 15:00 ~ 16:00
◆形式:無料オンラインセミナー(お申込み後に、視聴用URLをお送りいたします)
◆利用ツール:Zoom Webinars(Zoomをダウンロードしなくても、ブラウザよりご参加できます)
◆定員:1,000名
◆参加条件:

HISTORY 経歴
2008年 東京大学法学部卒業
2009年-2012年 地方検察庁検事(東京、大阪、山形)
2012年-2014年 法務省刑事局付(国際課)、人事院長期在外研究員(英国)
2013年 英国ケント大学(社会政策学・社会学・社会研究学部)犯罪学修士課程修了
2013年 国連人権高等弁務官事務所(ジュネーブ)研修
2014年 英国London School of Economics and Political Science(法学部)法学修士課程修了
2014年-2019年 地方検察庁検事(仙台、千葉、東京、松山地検宇和島支部長)
2019年-2020年 法務省刑事局付(国際刑事管理官室、公安課)
2020年-2023年 在英国日本大使館一等書記官(法務アタッシェ)
2023年-2024年 横浜地方検察庁刑事部検事(知能犯、サイバー犯罪、組織犯罪担当)
2024年8月 東京国際法律事務所参画
◇事務所概要
「日本発のグローバルファーム」を基本コンセプトとして、国内外のハイレベルな法律問題の絡む日本企業・グローバル企業の経営課題に対し、ビジネス視点を踏まえた、戦略的かつ機動的なリーガルソリューションを提供することを使命とします。クロスボーダーM&A、国内M&A、上場会社の買収(TOB、買収防衛、アクティビスト対策)、国際仲裁・紛争、EPC・インフラ・再エネ案件、独禁法・競争法、ファイナンス・金融規制法、ESG/SDGs、コンプライアンス・不正調査、サイバーセキュリティ、法務部支援のためのリモート・インハウスサービス等、幅広い領域をカバーしており、欧米、アジア等の数十か国の法律事務所との独自のネットワークを基盤として、東京を拠点にグローバルなリーガルサービスを提供しています。