皆さんは、絵を描くAIが存在していることをご存知ですか?(不勉強で恐縮ですが、私はFRONTEOに入社するまで知りませんでした。)実はいるんです。
「The Painting Fool」と名付けられたこのソフトウェアは、コンピュータサイエンティストのサイモン・コルトン氏(ロンドン大学のクリエイティブコンピューティングの教授)によって2001年から開発が進められ、次々と作品を生み出しています。自身のwebサイトも持っていて「to build a software system that is one day taken seriously as a creative artist in its own right(いつの日か独特な創造的芸術家として世界に認められる)」という望みを掲げています。
FRONTEOには、そんなロボット芸術家「The Painting Fool」が描いた絵が3点飾られています。それらの絵については過去のブログでも一度紹介していますが、今回はその中から、StarFlowersを紹介します。
まず、The Painting Foolが花をモチーフに1,200種類の花のイメージを描写し、その中から選ばれた130種類の花をコラージュにしたのがこのStarFlowersという絵です。この絵の背景には、The Painting Fool のシミュレーション・テクニックを使った手書き風の文字で10,000 個の形容詞が一面に書かれています。また、文字間を活かして、花を表現する形容詞が読めるように仕上げられています。
The Painting Foolが描いた作品は、FRONTEOの行動情報科学研究所内に飾られています。研究所で働くスタッフが、“The Painting Fool”の作品をいつも目にすることで、“人工知能という現実とヴァーチャルの狭間の存在を常に意識して欲しい”というFRONTEOの想いが込められています。
The Painting Foolの詳細についてはこちらをご覧ください。
The Painting Fool Sees! New Projects with the Automated Painter
http://axon.cs.byu.edu/ICCC2015proceedings/8.2Colton.pdf
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